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玉匠の皆様へ

 投稿者:玉作 工人  投稿日:2005年 6月 6日(月)23時28分48秒
  こんばんは、玉作 工人です。
今仕事から戻って来ました。
毎日こんな調子で参ってしまいます。(泣)

>セノウミさん
 新作お褒めいただき恐縮しております。
 今回の最終研磨は1500番砥石とカーボランダムで5時間
 磨き、その後、竹を用いて3時間、革を用いて1時間、
 麻布を用いて1時間、最後に木綿で1時間全て2000番の
 カーボランダムを使いました。ここ中国では磨かれた
 奴奈川粘土と川砂がありません。次回日本に帰ったら
 持って来ようと思っています。
 この最終研磨を終えて本当に水面のような肌を生むことが
 ここ中国で出来ました。しかし、日本の工房にはまだ
 追いつかず、「神籬」(ひもろぎ)のような完全な
 密度の高い輝きは未だ出せていませんので日々精進いたします。
 ぜひ笹竹穿孔成功させてくださいね。

>ほたるいかさん
 こんばんは、玉作 工人です。
 新作二珠お褒めいただき恐縮しております。
 「緑叶」は本当に美しいものになりました。
 石屋さんに無理を言って譲ってもらったかいがありました。
 仰る通り、「紫丁香」は狭也さんからいただいた
 神奴奈川姫の肖像画を拝見しながら砥ぎ上げた作品で、
 姫の姿、魂の具現化を目指しました。

 攻玉技法の件ですが、確かに仰る通り現代人は何でも
 現代の考えに固執するので私も最初はうまく行きませんでした。
 ですが上代の人が考えた本当の効率とは何なのかと考えた時、
 現代人の考えるあまりに精度の高いものではなく、
 その時点で最高の道具が持つ精度こそがもっとも合った精度
 であると実験結果が物語っております。
 偏芯はほんの少しで良いのです。軸心が安定しないこと
 によって切削効率が向上して穿孔速度が上がることを
 判っていただけると確信しております。
 ぜひ頑張ってみてください。そのうち興味がございましたら
 平錐回転打撃穿孔についてもお教えいたします。
 ただしこの技法は硬玉には使えませんが・・・・・。
 攻玉頑張ってください。
 
「机上の空論」はセノウミさん、ほたるいかさんはじめ
 我々玉匠には無用の長物ですね。

それでは また。
風雨同舟 迎接挑戦
玉作 工人   拝

最新作2珠の艶肌を添付いたしますのでご覧ください。
 


まさに「神」の領域ですね

 投稿者:ほたるいか  投稿日:2005年 6月 6日(月)16時25分58秒
  玉作 工人様、こんにちは。

新作二珠、まさに奴奈川の威を湛えた神々しい姿ですね。
「緑叶」は、荒研磨後の状態も拝見させていただきましたが
仕上がりは、想像を超えた美しさですね。
「紫丁香」におきましても、あくまでもひかえめな紫色に
内に秘めたる強い意思が伝わってまいります。
もしかすると、奴奈川姫の姿を現しているのでしょうか。
三千キロ彼方より、また新たな感動をしっかり受けとめました。

話は変わりますが、攻玉技法に関し、ご丁寧なアドバイス
ありがとうございました。
特に、舞錐に関するノウハウは、目から鱗でした。
偏芯の発生方法につきましては、今取り組んでいるところです。
まずは、軸の素材をアルミパイプから木製に変えるのと、
はずみ車に若干のアンバランスをつけてみようかと考えております。
考えてみれば、古代の素材で作るからこそ残ってしまう芯ブレが、
かえって効率を高め、現代の素材ではそれを殺してしまうなんて、
まさに現代社会に潜む矛盾を表しているようで、おもしろいものですね。
また、この舞錐という道具ですが、子どもの頃から火起こしの道具として
知ってはおりましたが、これほどシンプルで美しく、かつ完成された
道具は無いのではないかと思っております。
自分で作って、使ってみてはじめてわかる、一種の感動にも似た発見で、
これも攻玉に携わるようになったことによる、私にとっての大きな収穫
なんです。


風雅さん、
お返事が遅れ、申し訳ありません。
また、お礼のお言葉、いたみいります。

ドリルチャックの件ですが、電動ドリルの交換用として市販されています。
色々なタイプがありますので迷うところですが、私は、普通の電動ドリル
に付いているものと同じ一般的なものを使っています。
ただ、電動ドライバー用のビットつきのものは、正・逆回転のくりかえし
により銅管のつかみ部に緩みが発生しやすく、あまり向いていないように
思えます。
特に、値段の安いものは、つかみ部の精度が悪く、やわらかい銅管には
致命的です。経験済みです。(涙)
私が購入したものは3〜4千円だったように記憶しています。

各パーツの組み付けは、軸となるパイプの径を基本にして、径のちがう
パイプを組み合わせ、回転砥石やドリルチャックの穴のサイズにあうように
ヤスリなどで肉厚を微調整しながら、きっちりはめ込み、最後にエポキシ樹脂
の接着剤で固定します。
やはり説明不足で申し訳ないのですが、わずかながらでも風雅さんの舞錐作りへの
アドバイスになれば光栄です。
ただ、玉作 工人様のアドバイスにもありましたように、精度が高すぎるのも
良くないようですので、素材の選択も含め風雅さんなりの工夫をされると良いと
思います。


せの湖さん、
お褒めの言葉を頂き、恐縮しております。
これまた、素晴らしい大珠に仕上がりそうですね。
完成作、拝見させていただけるのを、心待ちにしております。


それでは。
 
お得なプロバイダーとくとくBB

長者ヶ原大珠

 投稿者:セノウミ  投稿日:2005年 6月 5日(日)05時08分33秒
編集済
  玉作 工人様、
TOPの『長者ヶ原大珠』素晴らしい迫力ですね。
・・滑らかに磨き込まれた表面・・湧き出す清水の様な艶肌です。

私も今度の休日に穿孔予定・・『笹竹』での穿孔目指します。
この所多忙に付き、なかなか捗っていませんでした。

ほたるいかさん、
『気吹』独特の雰囲気が在りますね・・。
ほたるいかさんのこの玉に込められた『想い』が伝わってきます。

↓私の方はやっとここまで・・穿孔頑張りたいです。
 
お得なプロバイダーとくとくBB

こんばんは、玉作 工人です。

 投稿者:玉作 工人  投稿日:2005年 5月29日(日)23時33分36秒
  こんばんは、玉作 工人です。
先程仕事が終わりまして今帰ってまいりました。
一日何時間仕事をしているのか良くわかりません(泣)。

>ほたるいかさん
 今回の作品、素晴らしく高い「威」を感じました。
 非常に素晴らしい肌、造形ですね。
 まさに手仕事、魂の高さが感じられます。
 手仕事で光を出すにはこれは「カン」「コツ」の世界で
 試行錯誤を繰り返すしかありません。
 うまくお教え出来ないところがもどかしいです。
 とにかくトライ アンド エラーの繰り返しです。
 私も今の輝きを出すために4年の時間をかけています。
 また舞錐ですがあまり精度が高く、芯が完全に安定していると
 管錐の場合は時間がかかります。
 これは経験から得た結果です。ほんの少しの偏芯があったほうが
 古式技法の場合効率が良いのです。
 これは経験を重ねることで判っていただけると思います。
 また穿孔砂の「塩梅」もたいへん重要です。 
 工房の道具たちも拝見しましたが、わたしの道具にそっくりです。
 砥石は内磨砥石は使い切りの方が結果がよくなります。
 理由は市販のカーボランダム砥石の場合、個体差が大きいのです。 
 奴奈川硬質砂岩であれば問題ないですよ。
 玉作 工人は次の作品を3000キロ先からお待ちしています。
 いつか奴奈川でお会いできると良いですね。

>風雅さん
 お元気ですか?風雅さんも毎日の激務たいへんご苦労様です。
 玉作 工人はここ中国広東省で何とか頑張っています。
 今は奴奈川硬玉同様緬甸硬玉に興味津々です。
 理由は玉作 工人が培った技術を外国の原石に使いたいこと。
 奴奈川硬玉とは異なる当たりが最近はとても心地良いのです。
 硬質の中国の水も影響していると思います。
 道具も水も日本とは異なりますが、またそれが闘争心を煽ります。
 技術的にこの違いは大変に匠心をそそります。
 この次は中国の和田玉(白い軟玉)で勾玉を作ってみようと思っています。
 玉作 工人も風雅さんの次回作に期待しております。

今仕掛かっている荒研磨完了の大珠をご覧ください。
この緑、一切の画像処理はしていません。
中国にはこのような神の水準の原石があるんです。

それでは また。
風雨同舟 迎接挑戦
玉作 工人   拝
 
お得なプロバイダーとくとくBB

ご教示ありがとうございます

 投稿者:風雅  投稿日:2005年 5月29日(日)22時24分24秒
  ほたるいかさん
ご教示ありがとうございました。
思っていたとおりの作り方ですが、大変勉強になりました。
写真まで拝見させていただき、よく分かりました。
電動ドリル用のチャックを利用された舞錐、僕は作ることはできませんでしたが、
以前イメージしていたものに近いもので、感心いたしました。
電動ドリル用のチャックというのは、それだけでも売っているものなのですか。
アルミパイプに回転砥石、電動ドリル用チャックの装着にはどのような工夫があるのでしょうか。
またお時間のあるときに教えてくださいね。
とても精度の高そうな舞錐です。
攻玉の技法や道具について、ひとつひとつの基礎的な工程、小さなことまでの研究を積み重ねることによって、作品が作られるのだと思いますが、
僕は、恥ずかしながら、舞錐の完成、抉り研磨、内磨き砥石、穿孔砂、仕上げ研磨など、
初歩的なことも解決できず、反省ばかりで、それ以上の困難な段階にも進めないでいます。
これからもよろしくお願いいたします。
 
お得なプロバイダーとくとくBB

恐縮です

 投稿者:ほたるいか  投稿日:2005年 5月29日(日)16時37分7秒
編集済
  風雅さん、はじめまして。

「玉作族」大先輩の風雅さんにお褒めの言葉をいただき恐縮しております。
玉作 工人様からのお言葉ももちろんですが「玉作族」の先輩方からの
お言葉は、また違った緊張感があります。
アップしていただいた作品に対して、より厳しい目で見られていると
思っておりますので、気が引き締まる思いです。

攻玉技法に関してですが、風雅さんに教示できるなどと、大それたものは
まったくありません。
基本的には玉作 工人様の技法にならってただ悪戦苦闘している状態です。

道具は、ほとんどのものは市販のもので、現代の工業製品の助けを借りて
います。
砥石は、市販の炭化珪素質のものを使用してますし、穿孔におきましても
管錐として銅管を使用しています。
舞錐につきましても、芯ぶれを抑えることを追求し、アルミパイプ、回転
砥石、電動ドリル用のチャックを組み合わせて作成しております。

このように、道具に関しては特に古代の物へのこだわりは無いのですが、
ダイヤモンドと電動工具だけは使用しないということが、唯一のこだわり
といえるでしょうか。

あと、表面の研磨は、まだまだ試行錯誤中です。
粘土に細かい川砂や吐石の粒、石英の削りカスなどを混ぜたペーストを用いたり、
皮、麻布、竹なども使用しているのですが、これがなかなか思うような光を
出してくれません。最終的には、耐水ペーパーに頼っているのが状況です。
目下のところ、如何にして古代の光を出すかが課題です。
また、砥石に関しては、以前に拾ってきた砂岩らしきものを試してみたのですが、
硬玉には歯がたちませんでした。どうも違っていたようです。(笑)

以上、脈絡の無い文章を並べてしまいましたが、攻玉に関してはいまだ手探り
状態です。
前作の反省点を次回作に反映させるつもりで、少しずつレベルアップできれば
良いかなと、コツコツ行なっています。
私のほうこそ、未熟者ゆえに、ご教示いただけることがございましたら、よろしく
お願いいたします。

さて、風雅さんにおかれましては、「夜之雪」以来、攻玉はお休みなさって
おられるのでしょうか?。
独自の造形と柔らかい肌艶に、当初から強い魅力を感じておりました。
人の手から生み出されるからこそ伝わってくる、重みのある玉、風雅さん
の手によって生み出される作品をまた拝見したいです。
玉作 工人様はじめ皆様の作品から、自らの感性を磨いていきたいと
常々思っております。

風雅さん、今後ともよろしくお願いいたします。
それでは。
 
ケータイで撮った動画を掲示板に投稿

こんばんは

 投稿者:風雅  投稿日:2005年 5月28日(土)19時10分15秒
  玉作 工人さん、お元気ですか。
激務を縫って、休みの日は大陸での工房において、深緑の長者が原大珠、桜氷の大珠を攻玉されているのでしょうか。
奴奈川産硬玉に負けない緬甸硬玉により、奴奈川を思い生み出された玉、とても魂の入った作品だと思います。
どうぞご自愛ください。

ほたるいかさん、はじめまして
第一作の「浜撫子」から注目しておりました。
「春霞」「真魚(まお)」「春雪(しゅんせつ)」「緑虎(りょくこ)」「優巴(ゆうは)」「気吹(いぶき)」、魂の入った素晴らしい勾玉を楽しく拝見させていただいております。
穿孔、深い抉り、艶肌に技術の高さが窺われ、
玉作族のなかでもいずれの作品も魅力的な作品だと思います。
きっと、ほたるいかさんは、玉作 工人さんと同じく古代の技法により攻玉されているのでしょうね。
とても惹きつけられる形、艶をしています。
苦労した点、工夫している点、道具、また、どのように作られているのか具体的にご教示いただければ幸いです。
「見る人、手に取る人に感動や安らぎ、勇気を与える玉」を目標にされている、ほたるいかさんの作品をこれからも楽しみにしております。
 

ありがとうございました

 投稿者:ほたるいか  投稿日:2005年 5月28日(土)12時47分17秒
  玉作 工人様、こんにちは。
お忙しい中、早速の画像アップ、ありがとうございました。

石英の攻玉は二度目ではありましたが、本年度初回作ということもあり
気合の入り方も違いました。
緑色の石英は、さほど珍しいものでもないのですが、原石の時から
非常に強いパワーを感じていましたので、初回作の玉材はこれにしようと
はじめから考えておりました。
石英の性質と石目の状態を考えると、途中で割れてしまうのではないかと
多少の心配はありましたが、私のつたない攻玉に見事に耐え抜いてくれました。
それゆえに、この作品への思い入れもひとしおです。

今後も、さらに「威」の高い作品を作り出せるようがんばりたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

玉作 工人様の新作も心待ちにしております。

それでは
 

こんにちは、玉作 工人です。

 投稿者:玉作 工人  投稿日:2005年 5月21日(土)10時02分57秒
  ブラモさん
こんにちは、お返事遅れてすみません。
はい、奴奈川でおいしい魚と酒を堪能してまいりました。
新作に過分なお褒めの言葉をいただきましてたいへん恐縮しております。
こちらでは水と攻玉道具が日本のものと異なるので、なかなか同じ
ような光を出せないのですが、日々精進しようと思います。
今は大珠2珠を仕掛け中です。一つは深緑の長者が原大珠、もう
一つは桜氷の大珠です。まだしばらくかかりますがご期待ください。

ブラモさんも攻玉頑張ってくださいね。
応援しています。

それでは、また。
風雨同舟 迎接挑戦
玉作 工人   拝
 

戻られたのですね・・

 投稿者:ブラモ  投稿日:2005年 5月12日(木)19時57分39秒
  日本でのひと時の休養はいかがでしたか?ご家族で奴奈川へ行かれたのですね・・
羨ましい限りです。我が家は私の趣味をなかなか理解してくれないもので(^^)

新作3種、拝見致しました。皆さんが言われるような表現方法が浮かばず、気持ち
をうまく表現(書込み)できませんが、同じ気持ちです!

今の気持ちをこの言葉に託します・・『息をのむ凄さ!匠の世界へのいざない』

感動がお伝えできれば幸いです。
攻玉方法のポイント・・理解しました(^^)「円柱」ですね!技術必ず身に付け
ます!有難うございました。
 
お得なプロバイダーとくとくBB

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